Co-labイベント vol.1を開催しました

こんにちは、Co-labの温子です。

7月22日(土)、東伏見駅から徒歩３分のところにある「Nishitokyo CRAFT BASE」さんにお邪魔して、Co-labイベント Vol.1を開催しました。

「そもそもCo-labって何？」という方も多いと思いますが、”Co-lab(コラボ)”とは、「異なる才能を持つ人々がコラボレーション(collaboration)することで、実験室(lab)で起こるような化学反応を生み出す」ことをコンセプトに活動している団体です。

もともと私は学生時代から人が集まる場をつくることが好きで、社会人になってからも自分が好きな「北欧の暮らし」をテーマにしたイベントを開催していましたが、イベントをやっていて一番楽しかった瞬間は、「イベントを一緒に創りあげた誰かの才能が発揮された時」でした。

お菓子作りが得意な人が、美味しいお菓子を振舞ってみんなに喜ばれていたり、おしゃれな空間づくりが得意な人が、お店の内装を褒められていたり、おしゃべり好きな人が、場を盛り上げて楽しい雰囲気を生み出していたりと、それぞれの個性が発揮されている状態を見れるのがただひたすらに面白かったのです。

そんな経験から、もっと身の回りの隠れた才能が発揮される瞬間を生み出したい、という想いが強くなり、このCo-labイベントがスタートしました。

記念すべき第一回目は、私の興味分野を取り入れ、「北欧」をテーマに。なぜ私が北欧に興味を持ち始めたのか？という話は、長くなるのでここでは割愛させていただきますが、昨年の夏、ひょんなことがきっかけでフィンランドでホームステイをしてから、同じ先進国なのに日本とは全く違う暮らしが営まれている北欧にとても興味を持ちました。

（写真：ホームステイでお世話になったホストファザーとマザー）

そこからどんどん北欧に詳しい人に話を聞いていくと、”18歳以上であればだれでも通うことができる”という成人教育期間「フォルケホイスコーレン」にたどり着いたのです。

どんな場所なのか、なぜそんな学校ができたのかという疑問と、もしかしたら日本と北欧に違いはここから生まれているのかもしれないという直感から、どうしても一度行ってみたい！という想いがあふれ、実際に今年のＧＷにデンマークの学校に２校訪問！今回のイベントでは実際に訪問して知った現地の実態や私の気付きをシェアさせていただきました。

訪問してきたのは、健常者と障害者がともに生活しながら学べる「エグモントホイスコーレン」と、混沌とした(カオスな)状態でもパイロットのようにナビゲートする人材を育てるを目的とした、ビジネスデザインスクール「カオスパイロット」の2校です。

（写真：エグモントホイスコーレンの広場）

実際に学校の授業を受け、寮にも宿泊させていただく中で周り生徒とも多く触れ合うことができ、刺激たっぷりの１週間でしたが、中でも一番の発見だったのは、現地の方の「仕事観」です。

たまたま参加させていただいた授業で、現地の就職センターで働いている方のお話を聞くことができ、ふとした興味から「デンマーク人はどんな軸で就職先を選ぶの？」と質問したところ、ずばり「その仕事にやりがいを感じられ、自分の生活が豊かになるかどうかよ」と。

多くのデンマーク人にとって、「仕事」は個人にとっての最優先事項ではなく、自分の人生を構成する一要素です。大事なことは、仕事もプライベートもひっくるめた自分の人生が豊かになり、幸せな人生を送れること。そのための手段として仕事をする、という考え方でした。

だからこそ、今の仕事があわないと感じたり、もっと違う仕事にチャレンジしたいと思えば、自分が何に興味があるかを探したり、新たな分野を大人になってからも勉強するそうです。そのための一つの場として、今回訪問したフォルケホイスコーレンがあるんだとか。

実際に通っていた生徒の中にも「新しいキャリアを築くために、自分のやりたいことを探しにきた」という方もいました。社会保障制度が整っているからこそできることなのかもしれませんし、現地で働いている人は皆やりたいことをやっているのかと問われたらそうとは言い切れませんが、何歳になっても学ぶことができ、自分の意思で方向転換できる環境があることは、とても素敵だなと思いました。

そんなお話を前半にさせていただいたところ、今回参加してくださった方は暮らしや仕事に関心のある社会人の方が多く、「日本にもそんな学校があったらなあ」「自分ももっとやりたいことを仕事にしていきたいな」などの声が飛び交っていました。

後半は、スウェーデンのお菓子屋「fikafabriken」さんにつくっていただいたブルーベリータルトと、香川を拠点に活動しているコーヒー屋「Flat Coffee Garrage」さんが淹れてくれたコーヒーをいただきながら、くつろぎタイム。

１杯１杯その場で丁寧に淹れてくれたこのアイスコーヒーがとっても美味しくて、おかわりの声があがるほどでした。

参加者のみなさんのお話が盛り上がっているうちに、あっという間に終了のお時間に。みなさん初対面だったはずなのに、気付けば仲良くなっていて、一緒になって帰路につかれていました。

帰り際、来てくださったことにこちらが感謝しなければならないはずなのに、「来てよかった」「誘ってくれてありがとう」「次も来るね」と声をかけていただけたことが何よりも嬉しかったです。これだからイベントはやめられません。

ということで次回もやります！

Co-labイベント vol.2は8月19日(土)、テーマは「コーヒーを味わう、贅沢な自分時間」です。今回大好評だったFlat Coffee Garrageのコーヒーをさらに味わっていただくべく、バリスタの指導のもと参加者お一人お一人にご自身でコーヒーを淹れていただきます。定員約10名となっておりますので、ご興味のある方はお早目にこちらのイベントページからお申込みください。

イベントページ：https://goo.gl/8PYv8C

最後まで読んでくださりありがとうございました。

イベントでコラボしてくださる方も募集しておりますので、もしいらっしゃいましたらお問合せフォームからご連絡ください。